2008.10.30

11:14

11:14今回は映画「11:14」を紹介。
劇場未公開作品で、あまり知られてない作品だけど、これがなかなか面白かった。

いくつかのブログでは、11:14を起点に~と書かれてる事が多いけど、どちらかというと終点。いや、起点でもあるんだけども。

時間は86分と短いが、1つのエピソードが終わると巻き戻して別のエピソードへ、といった風に全部で5つのエピソードが時間を逆行するように描かれる。

あらすじを書こうと思ったけれど、エピソードが5つあるだけに「主役」不在なため、誰の主観で見るべきか、あらすじを書きにくい作品である。
おそらく、この作品の主観は語り手、もしくは観客たるあなた自身ではないか。

この作品のポイントは、出てくるほとんどの登場人物が「報われない」ということ。
一人は恋人に会いに行く道中で死体が降ってきたり
一人は恋人の中絶費用を稼ぐために狂言強盗をしたり
また一人は弟の薬代のために働いてる店でピストルで撃たれたり…
全てが事故なのに、報われない結果に陥る登場人物たち。

1つのエピソードごとに事件があり、それが1つずつ繋がっていく。
ラストのシーンで最初の事件と最後の事件が繋がった時には、すっきりしたような気分にさえなる。

■作品紹介
監督: グレッグ・マルクス
販売元: AMG Entertainment
DVD発売日: 2007/05/25
時間: 86 分

タグ:

トラックバックURL

コメントをどうぞ