はじまりはチーノカフェだった。
当時18歳のまるりんは、コーヒーに炭酸を入れるというアイデアがとても衝撃的な飲み物と出会った。
「こんなに新しい発想があったとは…」
しかし味の方はと言うと…予想を裏切り美味しかった。
最初はネタになるなら…と思って買ってみたのだが、ネタにするどころかハマってしまい、毎週のように飲んでた記憶がある。
ところがしばらく飲まない日が続いたある日、ふと思い立って買いに行ってみると、今まで売っていた店にはもう売っていなかった。
無いのである。あんなに楽しみに飲んでいたものがある日突然無くなるということがあんなにも辛いことだとは。
ベストセラー商品ではまず味わうことのない感覚だ。
もしこれがダイドーコーラだったらどうだっただろう。言うまでもなく、CokeやPEPSIを飲めばいい。あの炭酸と甘さは同じではないにしても、コーラ自体は飲むことは出来る。
しかし炭酸入りコーヒーはないのだ、代用品が。見た事もない飲みものだった。その後も現れなかった。
あんなに美味しいものを買い支えられなかったのが今でも悔やまれる。
2006年には、同じ発想のネスカフェ スパークリングカフェが発売された
しかし正直言ってこれは失敗だった。
決して不味くはなく、たまに買っては飲んでいたのだが、コーヒーでおなじみのネスカフェだけに、コーヒー部分にこだわりすぎたのではないか。それがいけなかった。
甘みが足りない…
コーヒーではあるが、炭酸飲料であることも意識して、もう少し甘く仕上げたらもう少し評価が上がったのではないかと個人的には思う。
そして2012年、サントリー エスプレッソーダが発売
![エスプレッソーダ エスプレッソーダ](http://marulin.sakura.ne.jp/blog/wp-content/uploads/2012/08/DSCF4556-225x300.jpg)
今度はどうだろう。よく考えてみると、最初のチーノカフェが『スパークリングエスプレッソコーヒー』と書かれていたことを思い出す。
「同じエスプレッソなら…」淡い期待に胸を躍らせながら飲んでみた。
近い…気がする。
コーヒーの香り、甘さ、炭酸の強さ、どれをとっても合格点を出せるレベルだ
これなら充分日常的に飲める飲み物だろう。
チーノカフェに出会っておよそ10年、ここにきてこれ程の物が出て来るとは…サントリー万歳、いや万々歳だ!
願わくば330mlなんて少量ではなく、500mlで販売して貰いたい。
と、ここまで書いてみたところで、おそらくエスプレッソーダも短命で終わるだろうと薄々ながら思っている。
なぜなら、これまでに炭酸入りコーヒーを美味いと言っている人に自分以外で出会ったことが無いからだ。
さすがのまるりんでも、自分が美味しいと感じていても世間に受け入れられなければロングヒット商品にならないことぐらいは理解している。
それでも、各メーカーが「炭酸コーヒー」にチャレンジし続けているということは、そこに何らかの可能性を見出しているのではないだろうか。
タグ: エスプレッソーダ, チーノカフェ, 炭酸コーヒー
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